化粧品原料

プラセンタとシルクの融合:新時代の化粧品原料

遺伝子組換えカイコを使ってヒトと同じタンパク質を生産することに成功し、その結果3種類のヒト型プラセンタタンパク質を含んだ化粧品原料が誕生しました。 さらに、繭から抽出されるシルク由来のペプチドは保湿効果が高く、 肌に潤いを与えます。プラセンタタンパク質とシルクペプチドの相乗効果によって美しい肌へと導きます。 自然の力と科学の融合、 それが 新時代の化粧品原料「ヒト型シルクプラセンタ」 です。

プラセンタとは?

動物(おもにブタ、ウマなどの家畜)の胎盤から抽出されたエキスで、保湿効果、肌のターンオーバー改善、シミ予防など様々な効果が期待されます。しかし、ヒト由来のプラセンタエキスは、薬機法により医療用注射液以外での使用が認められていません。そこで、化粧品にも使用できるヒト型のプラセンタタンパク質を遺伝子組換えカイコに作らせました。

ヒト型プラセンタタンパク質

  • XI型コラーゲンα1:肌の弾力性やハリを強化します。
  • セルピンB2:角質層の保水力強化、ダメージを受けた細胞の修復に関わっていると言われています。
  • パールカン(へパラン硫酸プロテオグリカン):皮膚の基底膜を構成するタンパク質で、肌にハリを与えます。

シルクペプチド(セリシン)とは?

カイコの繭系はフィブロインとセリシンの2種類のタンパク質でできています。フィブロインは繊維状のタンパク質で、精錬されて絹糸になります。セリシンはフィブロインを覆う糊状のタンパク質で、天然の美肌成分として知られています。親水性アミノ酸が豊富なため保湿性に優れ、紫外線から肌を守る美白効果が期待できます。

繭糸の断面の電子顕微鏡写真(提供:農研機構)

繭糸の断面の電子顕微鏡写真(提供:農研機構)

切繭写真

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